風邪をひいたら関節が痛くなった
【質問】 風邪だと思ったら関節も痛いのです。放置していて大丈夫ですか?
夏風邪をひきました。喉に違和感があり長引いたため内科に行き風邪薬を処方していただきました。1週間分の薬を飲んでも治るどころかひどくなり、声を出すことが困難になってきました。
その頃から背中の関節と腰と首のあたりの関節が痛くなり、日に日に痛みが増してきました。風邪による関節痛と考えて良いのか、別の病気なのか心配で眠れません。どうしたらよいでしょうか?
【回答】 喉の風邪なら耳鼻咽喉科に行きましょう。
通常は風邪をひいたら内科で良いのですが、薬を飲んで1週間経っても改善されなかった場合には、専門医である耳鼻咽喉科に行きましょう。喉に何かしらの症状があって治りにくくなっているのでしょう。
適切な処方薬が出されると思います。これでたいていの場合は良くなります。夏風邪は長引くことが特徴です。治るのに1ヶ月くらいはかかると思ってください。
風邪が完治しても背中や腰の関節が激しく痛むときは、迷わず整形外科に行ってください。別の病気が隠れている可能性があります。少しずつでも痛みが軽くなっているのであれば様子を見ていて大丈夫です。
風邪をひくと、その人の体の弱い部分に別の症状が出ます。喉が弱い人は喉が腫れます。鼻が弱い人は、風邪の治りかけに鼻が詰まったり、逆にたくさん鼻をかむようになったります。腰痛持ちの方は背中や腰の関節が痛くなりますし、他の部分が弱っていると腕・脚などの関節が痛くなります。
関節痛は激しい痛みを伴います。痛くて歩けなくなることもありますので、健康なうちに関節を丈夫にしておくことが大切です。とくに40代半ばころから、関節は弱くなり始めます。グルコサミンやヒアルロン酸やコンドロイチンなど、骨に必要な栄養素が不足するからです。よく関節が痛くなるようでしたら、グルコサミンのサプリメントなどで栄養を補うことで、関節を強くすることができますよ。