関節痛

アルコール筋症の原因と治し方

【質問】 お酒を飲んだ翌朝はふくらはぎや足の関節が痛くなります。対策を教えてください。

 

50代前半の女性です。お酒が好きで毎晩主人と晩酌をしています。50才になってから、お酒を飲んだ翌朝に必ず足全体に鈍痛があり歩きづらくなります。最初は足全体がだるいなと感じた程度だったのですが、最近ではふくらはぎがパンパンになっていて腫れぼったいのです。さらに太もも・足首・かかと・足の裏・膝・関節・胸などにズーンという感じで重い痛みがあります。これがアルコール筋症でしょうか。治すにはお酒をやめるしか方法はないのでしょうか?

 

 

【回答】 アルコール筋症です。治し方があります。

 

アルコールが体内に入ると毒素として認識されます。その毒素を体から排除するために肝臓がアルコールを出そうと働き始めます。肝臓の動きが早くなると水分がたくさん必要になります。毒素を追い出そうと水分はどんどんなくなりビタミンも使います。

 

たくさんお酒を飲まれる方は、常に水分とビタミンを消費していきますので、水分とビタミン不足になります。水分とビタミンが不足すると筋力・筋肉が破壊されます。年齢とともに破壊された筋力はすぐには元に戻りません。しばらくは足がだるいとか筋肉痛のような状態になります。この症状がアルコール筋症です。

 

上記の理由から、アルコール筋症の原因はアルコールを体の外へ出そうと水分とビタミンを大量に消費するわけですが、足りなくなると筋力・筋肉を破壊してしまいますので、足のだるさや関節痛が起こってしまうということが分かりました。

 

アルコール筋症が出ているにも関わらず放置していますと、手足のしびれと痙攣が起こります。急性アルコール筋症として入院が必要になることもあります。アルコール筋症の症状が出る前にお水やお茶など甘くない飲み物をお酒と一緒に飲み、ビタミン類の食品も一緒に食べます。これでアルコール筋症を防ぐことができます。

 

毎日の生活の中でお酒を飲む方が気をつけるべきことは、飲む時だけでなく朝から一日3回ビタミンは食べておきましょう。たとえ一日中ビタミン類を食べていても、急性アルコール筋症の予防として、お酒を飲む時も水分とビタミンを取り続けます。

 

水分はお水やお茶・麦茶・烏龍茶などでもいいのですが、もっと急性アルコール筋症に効果のある飲み物はスポーツドリンクです。筋肉疲労や関節痛にならないためにスポーツドリンクをたくさん飲んだ方が、よりアルコール筋症になりにくいという報告があります。スポーツドリンクは体内への吸収が良く、アルコールを体内から尿として排出してくれます。

 

中年高年になると骨を丈夫にするカルシウム、筋肉に良い食べ物である玉子や納豆・肉類などの良質なタンパク質の摂取量が減ってきます。偏った食生活をしている方がお酒を飲まれるのは、健康上よくありません。

 

筋肉や骨が弱ると軟骨がすり減り関節痛の原因になることがあります。グルコサミンにはすり減った軟骨を修復させる作用があるので、サプリメントで補うと良いでしょう。健康管理も楽になります。

 

イチロー選手も飲んでいるユンケルでおなじみの佐藤製薬の「美健知箋(びけんちせん)」サプリメントは1日4粒で十分な量のグルコサミンを摂取できます。

 

お酒を飲まれる方も飲まれない方も健康な足腰にしていくためにできることから始めていきましょう。

 

 

【美健知箋グルコサミン】 公式サイト